あずきバーの硬さは、決して誇張ではない。過去に行われた硬度測定テストでは、なんと一部の鉱物に匹敵する数値が叩き出されたこともある。なぜこれほど硬くなるのか。理由は、アイスに含まれる「空気」の量にある。一般的なソフトクリームやふんわりとしたアイスは、製造過程で多くの空気を含ませることで柔らかな食感を生み出している。しかし、あずきバーは違う。空気の含有量が極端に少ないのだ。
さらに、ぎっしりと詰まったあずきそのものと、それを包む水分が凍って一体化することで、まるでコンクリートのような強固な結晶構造が形成される。冷凍庫から出した直後のあずきバーは、まさに水分と小豆が極限まで凝縮された「氷の塊」そのものなのである。