Yahoo!ニュースをはじめとするニュースポータルサイトやSNSのタイムラインには、日々膨大な情報が流れては消えていく。情報の拡散スピードが格段に増した現代において、10年以上前に起きた事件の構図は、驚くほど現在のフェイクニュース問題と一致している。
「感情を揺さぶる刺激的な見出し」「ショッキングな映像」「先入観を補強するストーリー」。これらが揃ったとき、人々は裏付けを取ることなく情報を信じ込み、拡散に加担してしまう。事件の裏側にあった歪みは、アルゴリズムが支配する現代の情報空間において、より洗練された形で再現されていると言っても過言ではない。