空間の美しさに目を奪われがちだが、厨房から運ばれる料理のクオリティも極めて高い。看板メニューのジューシーな特製ハンバーガーは、香ばしいバンズと肉汁あふれるパティのバランスが絶妙で、一口ごとに素材の力強さが広がる。季節の野菜をふんだんに盛り込んだデリプレートは、彩りの鮮やかさと繊細な味付けで女性客を中心に絶大な支持を集めている。
カフェタイムの自家製スイーツやハンドドリップコーヒーも見逃せないが、真骨頂は夕暮れ以降のバータイムだ。暖色系の間接照明が村野建築の陰影を際立たせる中、厳選されたクラフトビールやオリジナルカクテルを傾ける時間は格別。昼の明るいアトリエのような表情から、夜は重厚なサロンへとドラマチックに変貌を遂げる。