しかし、絶頂期に訪れた突然のスキャンダルと自粛。長年所属したアミューズを離れ、彼は単身ニューヨークへと渡る。言葉も文化も異なる異国の地で語学学校に通い、演技のワークショップに参加する日々。それは、芸能人という肩書をすべて脱ぎ捨て、一人の人間として自分自身と向き合う壮絶な時間だった。
華やかな世界から遮断されたニューヨーカーとしての暮らしの中で、彼を支え続けたのは「やはり自分には演じることしかない」という切実な想いだ。失敗を糧にし、孤独に耐え抜いた経験が、現在の彼が放つ独特の存在感の源泉となっている。