グランドゴルフとゲートボールの最も根本的な違いは、「チーム戦としての高度な連携」か「個人戦としての気軽な自己挑戦」かという競技性の根幹にあります。
ゲートボールは1947年に北海道で誕生した競技で、1チーム5名、合計2チーム(赤・白)の10名で対戦します。コート内に設置された通過ゲート(第1〜第3ゲート)を決められた順序でくぐらせ、最終的に中央のゴールポール(あがり)に当てて得点を競います。最大の特徴は、自分のボールを他人のボールに当てた際に発生する「スパーク打撃」という権利です。相手のボールをコート外へ弾き飛ばしたり、味方のボールを有利な位置へ押し出したりする極めて高度な戦略性が求められます。
一方、グランドゴルフは1982年に鳥取県泊村(現・湯梨浜町)で「いつでも、どこでも、だれでも」楽しめる生涯スポーツとして考案されました。専用のスタートマットからボールを打ち、旗の付いたカゴ状のホールポストの中に何打でボールを静止させられるか(トマリ)を競う個人競技です。ゴルフ同様に打数が少ないプレイヤーが勝者となり、他人のプレイを妨害する要素は一切ありません。
このように、他者との駆け引きと戦術眼が勝敗を左右するゲートボールに対し、グランドゴルフは自然や自分自身のショットと向き合うゴルフ本来の楽しさを凝縮した設計になっています。