大腸がんの血便は何色?鮮血なら痔と過信禁物!色別の危険度と見分け方

大腸がんの血便は何色?鮮血なら痔と過信禁物!色別の危険度と見分け方

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自治体の健康診断や職場ドックで広く普及している便潜血検査(免疫法)を巡っては、命に関わる誤解がインターネット上で散見されます。その代表例が「2日法のうち1日しか陽性が出なかったから、たまたま痔が出血しただけだろう」という過小評価です。

この解釈は医学的に完全に破綻しています。進行大腸がんであっても、便潜血検査の感度は約70〜80%程度であり、便の採取部位や腫瘍からの出血のタイミングによっては陰性と判定されるケースが日常的に生じます。つまり、2日間のうち「1回でも陽性」が出た時点で、消化管内部に目視できない微小出血が存在する動かぬ証拠であり、便潜血検査で陽性となる理由の約30〜40%には良性ポリープが、約3〜5%には実際のがん病変が潜んでいると報告されています。

また、「大腸ポリープは良性だから血便が出ても切除する必要はない」という言説も大きな誤謬です。大腸ポリープからの出血の真相は、便が通過する際の摩擦によってポリープの頭部が擦過傷を負うことにあります。ポリープの多く(腺腫)は、数年の歳月をかけて遺伝子異常を積み重ね、がんへと進展する「アデノーマ・カルシノーマ・シークエンス」の経路をたどります。ポリープの段階で内視鏡的切除を行うことは、将来の大腸がん死亡率を劇的に引き下げる唯一無二の予防医療なのです。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。