戦後の新宗教運動が曲がり角を迎えるなか、文字メディアと映像メディアを融合させたビジネスモデルは、多くの示唆を含んでいる。出版社を自前で保持し、大量の霊言本を全国の主要書店に流通させ、さらには映画製作やデジタル配信までを手掛ける一連のメディア戦略は、宗教活動の域を超えたコンテンツビジネスの側面を持っていた。
カリスマ的指導者が去った今、その膨大な映像コンテンツや書籍群はどのように継承され、あるいは消費されていくのか。メディアを巧みに操り、現代社会に強烈な足跡を遺した巨大教団の試みは、メディア史と宗教史の交差点において、今後も多角的な検証が行われることになるだろう。 (出典: 大川 隆 法(Yahoo!ニュース))