築45年以上の歴史を誇る建築美はそのままに、内部は驚くべきハイテク空間へと生まれ変わった。特に注目すべきは、客席全体を包み込む音響設計の刷新だ。往年の温かみある木目調の音響反射板を生かしつつ、デジタル信号処理による精密な残響コントロールを導入。これにより、ピアノの繊細なタッチからフルオーケストラの重厚なトゥッティまで、どの座席に座っていてもステージ上の吐息すら伝わるほどの臨場感を実現している。
照明設備も全面LED化され、従来の電球では表現できなかった鮮やかな色彩の演出が可能になった。省エネルギー化と高画質な表現力を両立させた舞台裏は、まさに2026年の興行業界が目指すグリーンエンタメの先駆けと言える。