「スタジオを出て、生の声を拾いたい」。キャスター退任時のコメント通り、彼女は今、自発的に足繁く現場へ通っている。特に注力しているのが、グローバル経済の歪みに翻弄される日本の中小企業や、AI革命の最前線で戦う起業家たちの生々しい姿を追う大型ドキュメンタリーの企画開発だ。
かつてニューヨーク支局特派員としてリーマンショック後のアメリカ経済を取材した経験が、現在の取材活動の底流にある。机上の理論ではなく、市場の現場で汗を流す人々の泥臭い現実に耳を傾ける態度。その姿勢は、短尺のショート動画やPV重視のニュース記事が乱立する時代だからこそ、本物のジャーナリズムとして圧倒的な存在感を放っている。