アニメーションとしての歴史を語る上で欠かせないのが、作品に命を吹き込んできた声優たちの存在です。四半世紀以上にわたり「ドラえもん」の代名詞として愛された大山のぶ代氏の温かく包み込むような声は、昭和・平成の日本中のお茶の間に圧倒的な安心感をもたらしました。
そして2005年、バトンを受け継いだ水田わさび氏への劇的なキャスト刷新は、当時大きな話題を呼びました。しかし、水田氏が演じるドラえもんは原作初期の軽快でエネルギッシュ、少しお茶目で表情豊かなキャラクター像を見事に現代に蘇らせました。時代を超えてキャストが交代しても、キャラクターに宿る温もりとコミカルな躍動感は確実に受け継がれ、作品の生命力を更新し続けています。