Web上のアンケート調査やSNS、コミュニティサイトに投稿された利用者の一次情報を検証すると、明確なメリットと見落としがちなデメリットが浮かび上がってきます。
ポジティブな評価として目立つのは、デパコス(百貨店コスメ)やラグジュアリーブランドを定期購入する層からの支持です。都内のコスメフロアを月1回以上利用する30代女性は、取材に対して次のように証言しています。
「スキンケアやシーズン毎の限定コフレを大丸で購入すると、1回で2〜3万円使うことも珍しくありません。年間で15万円ほど使えば、それだけで7,500ポイント以上の大丸松坂屋ポイントと、QIRAポイントが貯まります。貯まったポイントは次回のコスメ購入時に1ポイント=1円ですぐに値引きとして使えるため、実質的な割引感はドラッグストアのポイントを遥かに凌駕します」(利用者・30代女性の手記より)
一方で、手厳しい指摘が集中しているのが「食品売り場・催事場・飲食店でのポイント還元率の低下」です。デパ地下の惣菜や生鮮食品、デパート内のレストラン街での決済時は、大丸松坂屋ポイントの付与率が1.0%に制限されます(QIRAポイント0.5%と合わせて実質1.5%)。日々の夕食の買い出しやデパ地下スイーツの購入がメインのユーザーからは、「食品フロアでも一律5%還元にしてほしい」という不満の声が根強く存在します。
さらに、年会費が初年度から2,200円(税込)かかる点も、年会費無料カードが主流の現代において心理的ハードルとなっています。「年1回使えば無料」といった条件付き無料特典がないため、年間の利用頻度が極端に低いライト層には不向きな構造となっています。