1955年、日本コロムビアからデビュー曲『この世の花』で鮮烈なデビューを果たした島倉千代子。その可憐なソプラノボイスと、どこか儚さを秘めた歌唱スタイルは一躍お茶の間を魅了した。1957年の『東京だョおっ母さん』は大ヒットを記録し、昭和の歌謡曲シーンを代表する名曲として長く歌い継がれていく。
さらに時代が平成へと移り変わる直前の1987年、彼女は自身の代名詞とも言える大ヒット曲『人生いろいろ』を発表する。軽快なテンポと親しみやすいメロディ、そして人生の苦楽をすべて包み込むようなポジティブな歌詞は、演歌や歌謡曲の垣根を越えて日本中を口ずさませた。苦難を乗り越えて笑顔で歌う彼女の姿は、多くの国民に勇気を与えたのである。