川崎市のトップを務める福田紀彦市長は、このプロジェクトを単なる行政主導の公共工事ではなく、民間事業者のノウハウと資本を最大限に引き出す「等々力緑地再整備等事業」として位置づけている。公共施設の建設と運用にPFI手法を取り入れることで、行政コストを抑えつつ民間の創造的な空間演出やショップ運営を取り入れる狙いがある。
福田市長が描くビジョンは、試合開催日だけのスタジアムにとどまらない。365日いつでも市民が集い、カフェやレストラン、ランニングステーションを利用できる「公園と融合した複合型アリーナパーク」の創出だ。スポーツを通じた街づくりと地域経済の活性化を同時に達成するモデルケースとして、全国の自治体からも熱い視線が注がれている。