二人の物語が大きく動き出したのは、鈴木おさむが作・演出を手掛けた舞台『カレフォン』での共演だった。切なくも温かいラブストーリーのなかでダブル主演を務めた二人は、稽古場や本番期間を通じて急速に距離を縮めていった。役に向き合う真摯な姿勢と、周囲への気配り。互いが持つプロフェッショナリズムへの尊敬が、恋愛感情へと変化するのに時間はかからなかった。
交際発覚から結婚、そして妊娠の同時発表という電撃的な展開は、日本の芸能界に大きなインパクトを与えた。あまりのスピード感に当時は驚きの声も上がったが、関係者の間では「最初から引き寄せられるものがあった」と囁かれていた。作品の熱量がそのまま二人の人生を大きく動かす原動力となったことは間違いない。