2026年の事件以降、手製銃や自家製爆発物をめぐる捜査は新たな局面を迎えた。山上徹也被告の自宅からは、複数の銃身を備えた手製銃とともに、試作段階とみられる爆発物のパーツが押収されている。独学で組み立てられた構造の中には、殺傷能力を増幅させる目的で金属製のパチンコ玉を装填する設計も含まれていた。
特別な軍用兵器ではなく、ホームセンターやオンライン通販で購入できる市販品が兵器化する恐怖。この「ホームメイド・テロリズム」の脅威は、従来の取締網をすり抜ける死角となっていた。専門家は「ホームセンターで圧力鍋を買い、中古ショップでパチンコ玉を買い集める行動自体には何の違法性もない。そこが最大の盲点だった」と指摘する。