このツアーの時期と重なるようにリリースされ、圧倒的な存在感を放った楽曲が「新しい恋人達に」だ。人間の複雑な感情の機微を鮮やかに切り取った歌詞と、情感豊かなメロディラインは、聴く者の心を揺さぶらずにはおかない。ライブ会場で同曲が演奏された瞬間、満員の客席が一瞬にして静寂に包まれ、次の瞬間に大きな感動の波が押し寄せたシーンは圧巻だった。
切なさと強さが同居するこのナンバーは、従来のJ-POPにおけるラブソングの概念を軽やかに更新してみせた。同時に、力強いバンドサウンドと繊細な歌唱の融合は、邦楽ロックの可能性をさらに広げる金字塔となっている。ジャンルという境界線をあっさりと飛び越え、幅広い層のリスナーを魅了し続ける普遍的な名曲として、今や固い支持を獲得している。