Q1:スーパーで「生鮭」と表示された切り身を刺身で食べるのは絶対にダメですか?
A1:絶対に生で食べてはならない。「生鮭」の「生」は塩蔵加工していないという意味であり、刺身用ではない。天然の生鮭にはアニサキスが寄生しているリスクが極めて高いため、中心部までしっかり加熱するか、マイナス20度以下で24時間以上冷凍された加工実績がない限り刺身にしてはならない。
Q2:サーモンはニジマス(マス)なのに、なぜサケとして流通しているのですか?
A2:サケとマスは生物学的に同じサケ科に属しており、明確な学術的境界が存在しない。淡水魚であるニジマスを海水養殖して大型化させたものを「トラウトサーモン(海面養殖ニジマス)」と命名して流通させており、日本の食品表示法上も「サーモントラウト」や「トラウトサーモン」などの名称で販売が認められている。
Q3:天然の鮭を生の刺身として食べる方法は存在しないのでしょうか?
A3:家庭用の冷凍庫では凍結温度や冷却速度が足りず寄生虫を死滅させられない場合があるため不可能だが、水産加工現場の業務用急速冷凍機で「マイナス20度以下・24時間以上」冷凍処理されたものであれば、天然鮭であっても「ルイベ」や刺身用として安全に食べることができる。
Q4:子どもに食べさせる場合、鮭とサーモンはどちらが適していますか?
A4:加熱調理して離乳食や幼児食にするなら、脂質が低く消化に良い「白鮭(天然)」が適している。ただしパサつきやすいため、すりつぶしたりスープにとろみをつけたりすると食べやすい。一方、サーモンは脂が多いため少量でも満足感があるが、消化機能が未発達な時期には胃腸への負担を考慮し、加熱した白鮭からスタートするのが望ましい。