姿美千子さんの人生における最大の転換点は、1971年(昭和46年)に行われた元プロ野球選手・倉田誠氏との結婚でした。
倉田氏は名門・鶴見工業高校から読売ジャイアンツへ入団し、V9戦士の一角として王貞治氏や長嶋茂雄氏らとともに一時代を築いた名投手です。速球とキレのあるスライダーを武器に、1973年には最高勝率(.684)のタイトルを獲得するなど、球界を代表するスター選手でした。
二人の出会いは知人を介した食事会がきっかけとされ、トップ女優と人気球団のエースという華やかなカップル誕生は、当時のスポーツ紙や芸能マスコミで大々的に報じられました。結婚後、姿さんは家庭に入り、過酷な勝負の世界に生きる夫を食事面・精神面から徹底的にサポートしました。
家族構成としては、夫妻の間に誕生した子供(息子)に恵まれ、引退後は徹底してメディアへの露出を避け、一人の母、一人のプロ野球選手の妻としての務めを全うしました。倉田氏がヤクルトへ移籍し、現役を引退して指導者やフロント業務に携わるようになってからも、家庭内での彼女の献身的な支えが揺らぐことはありませんでした。