この激震に対し、語学教育産業各社も急速なアップデートを強いられている。『英検過去全問題集』で圧倒的なシェアを誇る株式会社旺文社は、要約問題に特化した実践ドリルを相次いで市場へ投入。過去問の蓄積が少ない新形式に対する受験生の不安を払拭しようと躍起だ。
同時に、EdTech業界の旗手であるリクルートの「スタディサプリ」や、YouTube上で数万人の登録者を持つ英語系インフルエンサーたちによる解説動画が爆発的な再生回数を記録している。AIによる自動添削ツールと人間の講師によるロジック指導を融合させたハイブリッド型学習が、地方の公立校と都心の中高一貫校との間に生じかけた情報格差を急速に埋めつつある。情報は出揃った。あとはそれをどう使いこなすかという個人の戦略にかかっている。