F-16はなぜ自衛隊に不採用?F-2誕生の真相と三沢基地の現在

F-16はなぜ自衛隊に不採用?F-2誕生の真相と三沢基地の現在

F-16はなぜ自衛隊に不採用?F-2誕生の真相と三沢基地の現在の重要なポイントについて、最新情報を基に徹底解説します。

航空自衛隊でのF-16直接採用はなかったものの、日本の空でF-16を見かける機会は非常に多く存在します。その中核となっているのが、青森県三沢市に所在する米空軍三沢基地(Misawa Air Base)です。

三沢基地には、アメリカ太平洋空軍(PACAF)隷下の第35戦闘航空団(35th Fighter Wing)が駐留しており、第13戦闘飛行隊(通称「パンサーズ」)と第14戦闘飛行隊(通称「サムライ」)の2個飛行隊に所属する約40機以上のF-16CM/DMが配備されています。

なぜ三沢基地にF-16が配備されているのか。そこには極東アジアにおける米軍の明確なドクトリンが存在します。三沢のF-16部隊に課せられた最大の任務は「SEAD(Suppression of Enemy Air Defenses:敵防空網制圧)」、通称「ワイルド・ウィーズル」です。敵地に真っ先に突入し、対空レーダー波を感知して位置を特定、高速対レーダーミサイル(AGM-88 HARM等)を撃ち込んで敵の防空網を無力化する高度に危険な特殊任務です。

三沢基地は極東ロシア、北朝鮮、中国という安全保障上の潜在的脅威に迅速に対応できる地理的要衝に位置しています。有事の際、三沢のF-16が敵の防空網を突破・破壊することで、後続のF-15や爆撃機、友軍部隊の安全な侵攻ルートを確保する先陣としての役割を担い続けているのです。

また、毎年開催される「三沢基地航空祭」をはじめ全国各地のエアショーで圧倒的なアクロバット飛行を披露する「PACAF F-16デモチーム」の本拠地もこの三沢基地にあります。ハイレートクライム(急上昇)や超密集旋回など、機体の限界性能を引き出すフライトディスプレイは、日米友好のシンボルとして毎年数万人規模の観客を魅了しています。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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