Q1:過去には塗装されていない銀色の飛行機がありましたが、なぜ減ったのですか?
A1:かつてのアメリカン航空などに代表される「ポリッシュド・スキン(無塗装のアルミむき出し)」は、塗料の重さ数百kg分を節約できるメリットがありました。しかし、アルミの輝きを維持するために頻繁な研磨作業と防錆メンテナンスが必要で、人件費と整備コストが膨らむこと、さらに複合材(炭素繊維)を多用する最新機では塗装が不可欠となったことから、現在はほぼ姿を消しました。
Q2:特別塗装機は通常の白い機体よりも燃費が悪くなるのですか?
A2:全面に多層塗装を施す大型の特別塗装機の場合、塗料の重さが数十kg単位で増加するため、理論上わずかに燃費効率は低下します。ただし、近年の特殊ラッピングフィルム技術や軽量塗料の導入により、運航計画に影響を与えない範囲に抑えられています。それ以上にブランドPRや広告価値のメリットが上回ると判断されています。
Q3:飛行機を塗り替える際、古いペンキはどうやって落とすのですか?
A3:専用の化学剥離剤(ケミカルストリッパー)を塗布して古い塗膜を浮き上がらせて洗い流す方法や、特殊なブラスト工法、あるいは精密なサンディング(研磨)によって下地を傷つけずに手作業で削り落とします。機体重量の増加を防ぐため、上塗りではなく完全に古い塗装を剥離してから再塗装するのが鉄則です。