世界的な知名度を獲得したことで、日中の混雑は以前にも増して激しさを増している。特に見頃時期の週末ともなれば、午前10時から午後3時にかけて周辺道路が完全に麻痺し、駐車場の空き待ちだけで貴重な旅の時間が削られていく。
喧騒を完全に躱し、絶景を独り占めするための鉄則は、思い切った「早朝アクセス」にある。狙い目は午前6時から7時半のタイムスロットだ。大型観光バスが押し寄せる前のこの時間、園内には静寂が満ち、湖面は波ひとつない水鏡となって雄峰を映し出す。朝露に濡れた花々の鮮烈な色合いと柔らかな朝の光角は、早起きした者だけに許された特権だ。また、日帰り客が帰り始める17時以降も、茜色に染まる夕景を静かに堪能できる隠れたゴールデンタイムとなる。