ネット検索やSNS上で飛び交う「ギターの東大 どこ」という素朴な疑問。調査を進めると、この言葉が単一の学校だけを指しているわけではないという興味深い事実が浮かび上がってきます。
音楽関係者への取材によると、発話者のバックボーンによって「ギターの東大」が指す対象は主に3つの文脈に分かれています。1つ目は楽器製作・リペアの最高峰として知られる専門学校、2つ目はポピュラー音楽演奏理論の世界最高峰である海外大学、そして3つ目は文字通り日本最高峰のアカデミアに実在する名門公認サークルです。
「この学校を出ていれば業界のどこへ行っても一目置かれる」という敬意が、いつしか「東大」という比喩表現へと結実したとみられます。それぞれの現場がなぜそう呼ばれるに至ったのか、具体的な背景を見ていきましょう。