英語の「Go for it」を解剖すると、前進を意味する動詞「go」と、目標に向かう前置詞「for」、そして目指す対象を示す代名詞「it」で構成されています。文字通り捉えると「それ(目標やチャンス)を奪いに行け」という能動的なベクトルを持った言葉です。
日本語の「頑張って」は、すでに進行中の物事に対して「努力を続けて耐えてほしい」というニュアンスで使われるケースが多々あります。対して「Go for it」が発動する典型的なシチュエーションは、相手が何かを始めようか迷って立ち止まっている瞬間です。
「やりたいけれど失敗が怖い」「決断を躊躇している」という相手に対し、「何を迷っているの?思い切って飛び込みなよ!」「やっちゃいなよ!」と背中を強く押し出すエネルギーこそが、このフレーズのネイティブニュアンスの真髄と言えます。
また、カジュアルな会話ではスラング的な許可のサインとしても多用されます。「このお菓子食べていい?」「ペン借りてもいい?」と尋ねられた際に「Go for it!」と返せば、「どうぞどうぞ!遠慮なくやって!」という快活な承諾のサインになります。