古参という存在を巡っては、ネット上でいくつかの大きな誤解が流布しています。健全なコミュニティを維持するために、知っておくべき3つの盲点を整理します。
1. 「古参=お金を一番落としている」という誤解
初期の現場を支えたのは間違いなく古参ですが、現在の興行収入やグッズ売上の大半を支えているのは圧倒的な母数を誇る「新規〜中堅層」です。コンテンツビジネスの構造上、新規が入らなくなった界隈は緩やかに衰退(過疎化)します。「昔からいるから偉い」という論理は、持続可能性の観点からは成立しません。
2. 「名乗った瞬間に古参厨になる」わけではない
自虐や事実としての「私、実は初期から見ててね」という昔話は、適切な文脈であれば新規にとって貴重なアーカイブ情報となります。問題なのは応援歴の長さではなく、「他者との比較や序列化の道具として使うかどうか」という態度の問題です。
3. 推し本人が望んでいるのは「新規歓迎の空気」
あらゆるクリエイターやパフォーマーが最も恐れるのは、排他的な古参の存在によって新規ファンが逃げ出す現象(スノッブ効果の弊害)です。メディアインタビュー等でも、多くのアーティストが「新しく知ってくれた人を温かく迎えてほしい」と公言しています。