2012年に「六代 桂文枝」を襲名し、大名跡の重責を担うこととなった彼だが、その眼差しは常に新しいテクノロジーとグローバルな市場に向けられている。近年、日本の伝統芸能やコメディコンテンツがNetflixなどの動画配信プラットフォームを通じて世界中に同時配信される時代が到来した。
言葉の壁を超えた身体表現、字幕を通しても伝わるストーリーテリングの巧みさは、海外の視聴者や日本カルチャーのファンからも高い評価を獲得している。デジタルネイティブ世代に向けても、オンライン配信やアーカイブを活用した新しい高座のあり方を提示。80代を迎えてなお、テクノロジーを貪欲に取り入れる姿勢は、若手芸人たちにとっても大きな刺激となっている。