はじ風は、正式な気象用語ではありません。しかし、日本各地で古くから使われてきた、ある特定の風を指す言葉です。一般的には、寒冷前線や低気圧の通過に伴って、短時間に強まる突風のことを指します。特に、春の嵐や秋雨前線が活発になる時期に発生しやすく、その特徴は「突然」「強烈」「短時間」の三拍子が揃っている点です。
気象庁の観測データによると、はじ風が発生する際の最大瞬間風速は、平均で15メートルから25メートルに達することが多く、中には30メートルを超えるケースもあります。これは、成人が立っていられなくなるレベルの風です。風向きは一定ではなく、回転しながら吹くこともあり、被害をより複雑にしています。