現在、国内のマーケットで熾烈なシェア争いを繰り広げているのが「LINEマンガ」と「ピッコマ」の二大プラットフォームだ。ユーザー層や配信作の傾向には明確な違いが存在する。LINEマンガはSNSの巨大なユーザー基盤を武器に、他では読めない独占オリジナル作を怒涛の勢いで投下。一方のピッコマは、作品ごとに設定されたタイマーがゼロになると次の話が無料で読める「待てば無料」システムをいち早く定着させ、課金ハードルを極限まで下げることに成功した。
アプリを賢く使い倒す読者の間では、複数アプリの「無料枠ローテーション」がもはや常識と化している。毎日一定時間ごとに配布されるチケットや「¥0パス」、動画広告の視聴でコインを獲得する裏ワザを組み合わせることで、一切課金することなく数百作品の最新話を追うことが可能だ。各社が競うように繰り出す独占作品の数々は、一度読み始めると途中で止められない巧妙なクリフハンガーが計算し尽くされており、無料読者を瞬く間に熱狂的なファンへと変貌させている。