若い頃の彼女の姿を捉えたポートレートや、後に刊行されたグラビア・写真集などの関連書籍を紐解くと、そこには単なるタレントの枠を超えたモードな美意識が息づいている。1970年代初頭、キャリアの絶頂期に突如として敢行したニューヨーク留学は、彼女の美学をより深固なものとした。
ブロードウェイの演劇に触れ、現地のアーティストたちと交流を深める中で磨かれた感性は、帰国後の装いや立ち振る舞いにも色濃く反映された。人物ドキュメンタリー番組などで紹介される当時のカラー写真やモノクロのプライベートショットは、現代のハイファッション誌の表紙を飾っても色褪せない完成度を誇る。彼女が見せたスタイリッシュな佇まいは、表現者としての表現の深さを物語っている。