あの日のスタジオは、異様な熱気に包まれていた。ハローキティをあしらった、あまりにも奇抜で巨大なドレスを身にまとったガガ。対する黒柳徹子も、自身のトレードマークであるタマネギヘアで迎え撃つ。視聴者が息をのむ中、黒柳が髪の毛からそっと取り出したのは、お馴染みの飴玉だった。ガガは驚きつつも、少女のような笑顔でそれを受け取った。この瞬間、言語の壁は完全に消え去ったのだ。
単なるバラエティの演出ではない。そこにあったのは、互いの「個」を認め合う極めて純粋なコミュニケーションだった。ガガは後に、この時の黒柳の温かい歓迎が、過密スケジュールで疲弊していた彼女の心をどれほど救ったかを周囲に漏らしている。