強炭酸ブームの背後には、二大巨頭の熾烈なシェア争いがある。アサヒ飲料株式会社は、歴史的ブランドであるウィルキンソンの絶対的ポジションを死守すべく、フレーバー展開や限定ボトルの投入を加速させている。赤を基調とした洗練されたデザインは、店頭でも圧倒的な存在感を放つ。
一方のサントリーホールディングス株式会社も黙ってはいない。天然水ブランドの強みを前面に押し出し、「清冽な水×強炭酸」というナチュラルな刺激を訴求。ハイボール需要の取り込みだけでなく、そのまま飲むプレーン炭酸水としての価値を提案し続けている。清涼飲料水業界全体の売り上げが伸び悩む中、炭酸水市場だけが右肩上がりを続ける背景には、こうした巨頭同士の譲れぬプライドがある。