二人の人生を語る上で避けて通れないのが、津川が手掛けた玩具輸入事業やテーマパーク構想の失敗に伴う、約6億円とも言われた巨額の借金問題だ。常人であれば家庭崩壊に直結する絶望的な負債を前にしても、朝丘の対応は常軌を逸していた。
朝丘は自らの豪邸や宝石を惜しげもなく売却し、夫の負債返済のために黙って差し出した。恨み言一つ言わず、「夫が夢を見たのだから」と笑い飛ばしたのだ。金銭への執着を持たず、お互いの存在そのものを最大の財産とする二人の価値観は、物質的な困窮すらも乗り越える強靭な絆を生み出していた。
二人の人生を語る上で避けて通れないのが、津川が手掛けた玩具輸入事業やテーマパーク構想の失敗に伴う、約6億円とも言われた巨額の借金問題だ。常人であれば家庭崩壊に直結する絶望的な負債を前にしても、朝丘の対応は常軌を逸していた。
朝丘は自らの豪邸や宝石を惜しげもなく売却し、夫の負債返済のために黙って差し出した。恨み言一つ言わず、「夫が夢を見たのだから」と笑い飛ばしたのだ。金銭への執着を持たず、お互いの存在そのものを最大の財産とする二人の価値観は、物質的な困窮すらも乗り越える強靭な絆を生み出していた。