アンデス山脈の盆地に広がる首都ボゴタでは、就寝中の市民を襲った長周期の揺れが恐怖を増幅させました。旧市街地に残る歴史的な無補強レンガ造りの建物では外壁の剥落や外壁クラックが多数報告されており、警察と消防が早朝から警戒区域の立ち入りを厳密に制限しています。
堆積層の上に形成されたボゴタの地盤は、長周期地震動を著しく増幅させやすい特性を持ちます。高層マンションに住む市民の一人は、「揺れが収まる気配がなく、床が大きな船のように数分間傾き続けた。棚から物が一斉に落ち、廊下へ逃げるのが精一杯だった」と生々しい体験を口にしました。市内の主要空港や地下鉄工事現場では一時作業が全面ストップし、安全点検が急ピッチで進められています。