錦糸町の食文化の深化は、コーヒーだけに留まらない。日本を代表するパティシエである辻口博啓氏をはじめ、業界のトップシェフたちが提唱する「素材本来の味を活かした上質なスイーツ」の波が、この街のカフェシーンにも確実に波及している。
地元の老舗和菓子店とのコラボレーションによる和洋折衷のオリジナルデザートや、ビーガン対応のヘルシーな焼き菓子など、バリエーションは驚くほど豊かだ。かつてはカジュアルな大衆店が中心だった錦糸町だが、今では本格的なデセールを求めて遠方から足を運ぶスイーツファンも少なくない。下町ならではの親しみやすさに洗練された技術が融合することで、独自のスイーツカルチャーが醸成されつつある。