大きな節約メリットをもたらす株主優待券ですが、正規の切符とは異なる独自の制約が存在します。購入前に必ず把握しておくべき落とし穴を整理しました。
第一に、近鉄株主優待券使い方の基本ルールとして「途中下車前途無効」が定められています。たとえば名古屋から難波へ向かう途中で伊勢中川駅や大和八木駅の自動改札機を出てしまうと、その時点で切符は回収され、残りの区間は無効となります。駅構内での乗り継ぎ(改札を出ない列車乗り換え)であれば問題ありませんが、改札外へ出たい場合は区間ごとに切符を分ける必要があります。
第二に最も警戒すべきは近鉄株主優待券有効期限です。近鉄の株主優待乗車証は年2回発行され、有効期限はそれぞれ「5月31日まで」と「11月30日まで」に固定されています。この期限が迫る毎年5月中旬〜下旬、および11月中旬〜下旬には、在庫処分を急ぐ金券ショップによって販売相場が1,500円〜1,700円前後まで急落することがあります。格安で買えるチャンスである一方、期限を1日でも過ぎれば一切の価値を失う紙屑となるため、乗車スケジュールとの照合は必須です。