模試が近づくと、SNSや知恵袋などで「進研模試過去問入手方法」を検索し、フリマアプリやネットオークションで過去問を購入しようとする高校生が後を絶ちません。しかし、この行為には重大なリスクと落とし穴が存在します。
まず、進研模試はベネッセコーポレーションが著作権を保有しており、問題冊子や解答解説を無断で転売・アップロードする行為は規約違反および著作権法違反に抵触する恐れがあります。さらに実務的な観点からも、メルカリ等で数千円を出して過去問を購入することは推奨できません。新課程への移行に伴い、探究的な出題形式や思考力を問う設問構成への刷新が進んでおり、3年以上前の古い過去問を解いても現在の出題傾向と乖離しているリスクが高いからです。
正規かつ安全に進研模試の過去問を入手するルートは、実は身近な場所に存在します。多くの高校では、進路指導室や学年主任の教材保管庫に過去3〜5年分の模試問題と進研模試解答解説の詳細まとめがファイリングされています。職員室を訪ね、「模試の対策として過去問を演習したいので、昨年度の11月の問題をコピーさせてほしい」と相談すれば、熱意ある生徒に対して協力を惜しむ教員はまずいません。学校の正規リソースを活用することこそが、最も確実で費用もかからない最適解です。