満月を鑑賞・撮影する際に把握しておくべきが、月の方角と見え方の推移です。満月は太陽の真反対に位置するため、太陽が西へ沈むのとほぼ同じタイミングで東の地平線から顔を出します。
一般的な満月の運行パターンは以下の通りです:
- 日没前後(17時〜19時頃):真東〜東北東の地平線から月の出。大気の影響でオレンジ色や赤みがかって見え、建物や樹木との対比でひときわ巨大に感じられます。
- 真夜中(23時〜翌1時頃):真南の空高く昇る「南中(なんちゅう)」。大気の影響が最も少なくなり、白銀色にまばゆく輝きます。
- 日の出前後(翌朝5時〜6時頃):真西〜西北西の地平線へと沈んでいきます。
「昇り始めの月が巨大に見える」現象は、物理的に月が巨大化しているわけではなく、地上の景色と比較されることで脳が錯覚を起こすポンゾ錯視(月の錯視)によるものです。迫力ある満月の写真を撮影したい場合は、月が昇った直後の1時間以内が絶好のシャッターチャンスとなります。