約50分間の上演時間の中に、驚くべき高密度で日本の文化遺産が詰め込まれている。華やかな衣装に身を包んだ舞妓による京舞はもちろんのこと、滑稽なセリフ劇で笑いを誘う狂言、精巧な人形がまるで生きているかのように動く文楽など、各ジャンルの精鋭による演目が次々と展開する。
さらに、繊細な美意識が光る華道や、静寂の中で点てられる茶道、琴の澄んだ音色、古代の宮廷音楽である雅楽まで、多角的に日本文化の神髄へアプローチする構成は見事だ。専門知識がなくても直感的に楽しめるよう工夫されており、初心者から愛好家まで満足させるクオリティを誇る。