京都市観光協会が発表するリアルタイムの混雑状況データを読み解くと、ピーク時の正午から夕方にかけては歩道全体が観光客で溢れかえる。とりわけ近年、急回復を見せる観光インバウンド産業の影響により、日中のメインストリートはかつてない賑わいを見せている。そこで旅の質を劇的に高めるために地元民が密かに実践しているのが、早朝7時から8時半までの時間帯を活用する裏ルートだ。
南側の起点から北上する標準コースに対し、裏ルートはあえて北端から南下、あるいは並行する一本東側の住宅街沿いの細道を辿る。Googleマップで事前に高低差と脇道を確認しておけば、人混みを回避しながら疎水沿いのせせらぎを独占できる。歴史・文化散策ガイドの視点からも、この朝の静寂こそが本来の景色を堪能できる唯一無二の時間帯といえる。