演技の領域において、彼の評価を決定づけたのは一連の映像作品での挑戦だった。アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』では、声優として繊細な感情の揺れを見事に表現し、声のみでキャラクターに命を吹き込む高い技術を証明してみせた。声のトーンや吐息の交ぜ方ひとつにもこだわり抜いた彼の仕事ぶりは、アニメーション関係者からも絶賛された。
さらに、アウトローたちの熱い生き様を描いた映画『OUT』では、激しいアクションと影のある表情で新境地を開拓。普段の優しいイメージを根底から覆すアグレッシブな演技で、スクリーンに鮮烈な印象を残した。ジャンルを軽々と飛び越えるその振り幅は、彼の持つ役者としての潜在能力の深さを物語っている。