北海道のガラス界を語る上で外せないのが、小樽の硝子文化を世界的レベルへと引き上げた巨匠・浅原千代治の存在だ。「ザ・グラス・スタジオ イン 小樽」をはじめとする彼の工房は、今も次世代の職人たちが技を磨く聖地として知られる。圧倒的な美しさと力強い造形は、見る者の心を揺さぶらずにはいられない。
一方、かつての木造倉庫を活用した店舗で有名な「北一硝子」は、小樽の観光シーンを長年牽引してきた老舗だ。幻想的な石油ランプが灯る喫茶スペースや、職人技が光る逸品を取り揃えたショップは、歴史の重みを感じさせる。名店を巡りながら職人の生み出す光の彩りに触れる時間は、至高の贅沢と言えるだろう。