豆苗(とうみょう)のように「根元を残して切ればもう一度収穫できるのではないか」と考え、かいわれ大根の再収穫に挑戦する人が後を絶ちません。しかし、園芸学的な見地から言うと、かいわれ大根の再生栽培は基本的に不可能です。
豆苗(えんどう豆)には茎の根元に次の芽を出す「側芽(そくが)」が存在しますが、大根などのアブラナ科スプラウトは双葉と胚軸(茎)のみで構成されており、成長点が生長した葉の先にあるため、茎を切断した時点で新たな芽を形成する細胞が存在しません。無理に水につけ続けても、残った根や茎の切れ端が腐って異臭を放つだけです。かいわれ大根は「1回限りの収穫で使い切る」のが正しい知識です。