彼女の名を日本中に轟かせた最大の起爆剤といえば、2012年後半から2013年にかけて大ブームを巻き起こしたAKB48・前田敦子氏のものまねです。「フライングゲット」の音楽に乗せてキレキレのダンスを踊りながら、「私のことは嫌いでも、フライングゲットのことは嫌いにならないでください!」と叫ぶネタは、瞬く間にバラエティ番組を席巻しました。
しかし、ブレイクと同時に凄まじい規模の逆風が吹き荒れました。当時のAKB48は国民的トップアイドルであり、絶対的エースだった前田敦子氏の熱狂的なファン層から「馬鹿にしている」「悪意がありすぎる」と猛烈なバッシングが集中したのです。
所属事務所に脅迫まがいの苦情が殺到し、自身のブログのコメント欄が数万件規模で大炎上するなど、一時は社会問題としてワイドショーでも報じられる事態に発展しました。それでも彼女は怯むことなく舞台に立ち続け、徹底したダンスのキレと誰にも真似できないやり切り力で、単なる悪ふざけを超えた「エンターテインメント」としての評価を勝ち取っていったのです。