一方で、日常会話で使われる「心が空っぽになった」という状態には注意が必要です。心理学の視点から見ると、これは過度のストレスや過労によるバーンアウト(燃え尽き症候群)、あるいは自分の感情を押し殺し続けた結果として生じる防衛反応であるケースが目立ちます。
前向きな「空の心」と、治療や休息を要する「空虚感」を見分ける基準は、心地よさがあるかどうかです。
虚無感に襲われたときは、まず「自分は疲れているのだ」と事実を認め、エネルギーの回復を最優先にしてください。自分の本音をノートに書き出すジャーナリングを行ったり、信頼できる人と対話したりして、抑え込んでいた感情を少しずつ解放することが回復への足がかりとなります。