明治17年の創業以来、一貫して馬肉の美味しさを追求し続けてきた歴史は伊達ではない。かつて絹の道として栄えた町田の地で、職人や商人たちの英気を養ってきた食の伝統が、今もなおこの場所で息づいている。
馬肉料理は単なるスタミナ源にとどまらず、素材の繊細な旨みを味わう日本伝統食文化の重要ないっぴんとして磨かれてきた。気取らない居酒屋・大衆酒場の情緒を守りながらも、肉の切り出し方や保存状態への妥協なきこだわりは徹底している。時代の波に流されず本物を引き継ぐ姿勢こそが、140年以上の歳月を経て今なお輝きを放ち続ける最大の理由だろう。