筑波大学の教壇に立ち、研究室から革新的な論文を送り出すアカデミアの顔。そして、自らピクシーダストテクノロジーズを率いて社会実装を急ぐ起業家の顔。さらに、ABEMAやNewsPicksなどの経済メディアで時代を切り裂く論客としての顔。陽一の活動領域はあまりに多岐にわたる。
一箇所に定住せず、常に複数のフロンティアを同時に開拓するその身のこなしには、世界各地の紛争地や政界中枢を単身で渡り歩いた信彦のフットワークが重なる。肩書という既存の枠に縛られることを嫌う美学。言葉だけで終わらせず、自らの手で結果を掴み取る実行力。父から受け継いだのは知識そのものではなく、未知の領域へ踏み込む際の身構え方だった。