M-1グランプリで優勝することは、芸人人生の劇的な転換点を意味します。しかし、チャンピオンたちのその後の歩みは実に多彩です。歴代王者の現在と活躍を見ると、大きく3つの路線に分かれています。
1つ目は、「ゴールデンタイムの顔となる国民的MC・スター」への道です。中川家、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマン、霜降り明星などは、数々の冠番組を持ち、日本のバラエティ界を牽引する存在となりました。
2つ目は、「劇場の看板を守り続ける生粋の漫才師」としての道です。パンクブーブー、笑い飯、銀シャリ、ミルクボーイなどは、全国の寄席やなんばグランド花月でトリを務め、職人として舞台に立ち続けています。
そして3つ目は、「次世代の審査員や指導者」としての役割です。中川家・礼二氏をはじめ、歴代王者が『THE MANZAI』『キングオブコント』『THE SECOND』『M-1グランプリ』本戦などの審査員席に座る機会が増えており、漫才の技術と精神を次の世代へと継承する重責を担っています。