防大の入試は、大きく分けて「理工学専攻」と「人文・社会科学専攻」の2つの系統に分かれる。2026年の最新データを見ると、この両者の間には明確な難易度の差が存在し続けている。
人文・社会科学専攻は、例年非常に狭き門だ。偏差値で言えば60台前半から半ばを推移しており、地方の難関国立大学やGMARCH・関関同立の上位学部と同等以上の学力が求められる。募集人員が理工学に比べて圧倒的に少ないことが、この高難易度を維持している主な要因だ。
一方、募集人員の多い理工学専攻は、偏差値50代後半が目安となる。しかし、これをもって「易化した」と判断するのは早計だ。なぜなら、防大の入試には筆記試験だけでなく、厳しい身体検査や口述試験(面接)が課されるからだ。学力試験の数値だけでは測れないハードルが、受験生の前に立ちはだかる。