昭和から平成、そして令和に至るまで、マスメディア・出版業界は一貫して「美智子スタイル」を追い続けてきた。かつて「ミッチー・ブーム」と呼ばれた社会現象から始まり、皇室報道のあり方そのものが美智子さまの存在によって大きく進化を遂げた。
週刊誌やテレビ番組がその装いを大きく報じる中で、時に「派手である」「贅沢ではないか」という偏った視点が混じり込むこともあった。しかし、メディアを通じた表層的なイメージの裏には、被災地訪問での控えめな装いと、外交舞台での華やかな装いを明確に使い分ける徹底した美学が存在していた。