地域住民からの苦情や治安悪化の懸念を受け、立ちんぼの一斉取り締まりが名古屋市内でも急ピッチで進められています。管轄する愛知県警中警察署は、生活安全課を中心に専従班を編成し、私服捜査員による「おとり捜査」すれすれの徹底した証拠収集を行っています。
適用される法的根拠は愛知県警による売春防止法第5条(公衆に売春を勧誘する等の行為)違反です。街頭で不特定多数の男性に対し、立ち止まって品定めをしたり、金額交渉を仄めかしたりする行為そのものが「客待ち」として処罰の対象となります。栄の立ちんぼ逮捕ニュースがローカル報道で流れる回数は年々増加しており、現行犯逮捕される現場は緊迫した空気に包まれます。
現場を目撃した近隣店舗スタッフの証言です。
「深夜1時過ぎ、普段着の男性が女性に声をかけ、金額の話になった瞬間に周囲から数人の男が飛び出して『警察だ』と身分証を突きつけた。女性はパニックになって泣き崩れていたが、そのまま警察車両に押し込まれていった。あんな光景が週に何度も繰り返されている」(女子大小路の飲食店従業員)
警察は逮捕だけでなく、初犯の若年層に対しては補導や指導、女性相談支援センター等の公的支援窓口への橋渡しを試みていますが、借金の返済期限に追われる当事者は、釈放されると数日後には再び同じ路上に戻ってしまう「いたちごっこ」が続いています。